合同勉強会(タクティール®ケア~触れるコミュニケーション)
2022.04.17 | 社内勉強会, 発達支援ルームでこポン, おらんじゅ訪問看護リハビリステーション, 奏音まつやまこんにちは! 奏音まつやま です。
毎月、広島の奏音や沖縄のぎんばるの海と一緒にさせていただいている合同勉強会。
3月は「タクティール®ケア」をテーマに行いました。
今回講師を務めた奏音まつやまの高須賀OTは、国内で40名ほどしかいないタクティール®ケアセラピストの資格を持っており、長年、訪問看護の分野やボランティアで取り組んできました。
タクティール®ケアは、スウェーデン発祥の触れるケアです。
手で包み込むように相手の体を触れていくのですが、触れることで得られるオキシトシンというホルモンは人との絆や愛着形成に関わるホルモンであり、また安心感や癒しを得られるホルモンでもあります。
タクティール®ケアは、スウェーデンの認知症緩和ケア理念のひとつの手法として日本に伝わってきたのですが、もともとは未熟児や早産児のケアから生まれたものです。
触れることで相手との絆が作られ、少しずの触れ合いを継続して行うことで相手との信頼関係が作られます。そして何より、触れられることでホッとしたり安心したりできます。 (相手とは、親子や友人、利用者と支援者、同僚など・・・誰とでも!)
触れることやスキンシップは心と体の栄養です。ご家庭でも、ちょっとした時間に手や足や背中をさすったり、ハグや抱っこをすることを続けていくことで良い作用を得ることが出来ます。
相手がいない場合はセルフマッサージでも良いですし、ペットを撫でることでも良いのですよ。
オンライン勉強会ではありますが、それぞれの場所で職員同士でペアを作ってもらい、手をそっと背中に当ててもらうだけで手の温度が伝わったり安心する感じを体験してもらいました。
タクティール®ケアは、誰にでも安心して行えるケアですので、今後も継続して勉強していきたいと考えています。